Isa@Diary

ソフトウェア開発やってます。プログラミングとか、US生活とかについて書きます。

グリーンカード取得のタイムライン(2021-2022年、EB-2)

グリーンカードを今日受け取った。プロセス中はこのブログ記事を見て次はいつ頃何が起こるのかを予測できたので非常に助かった。

seattle-life.hatenablog.com

自分のケースについてもタイムラインを書いておこうと思う。

TL;DR

手続き開始から1年3か月でグリーンカードが手元に届いた。PERMが運良く早く終わったので通常のスケジュールより数か月早いと思う。 準備しておいた方が良いものとして

  1. 全部事項証明書(戸籍謄本)
  2. 過去3-5年程度のマネージャーの連絡先

1つ目については家族がいる場合のみかもしれない。
2つ目についてはPERM (ETA Form 9089)を提出する際にEmployment Verification Letter (EVL)というスキルと経歴の証明が必要で、それにその時のマネージャーにサインしてもらわないといけないため。

自分のケースでは日本法人で働いている際のマネージャーからサインを貰えばよかったのだが、既に退職していたためLinkedInでコンタクトを取り、こちらで作った書類にDocuSignでサインをしてもらう、という方法を取った。

グリーンカード取得までのステップ

大まかな必要なステップとかかる期間は

  1. PERM
    1. PWD : DOLの給与額に対する審査、6か月ぐらい
    2. Labor market test : 求人広告を出してマッチする人がいないことを確かめるステップ、2-3か月ぐらい
    3. ETA From 9089 : PERMの申請書類、5か月ぐらい。このapplicationの提出日がI-140のPriority Dateになる
  2. PERM後の手続き
    1. I-131/I-765 : AP/EAD、GCが出るまでの入国手続きと就労許可証
    2. I-140 : 雇用主からのimmigrationの申請、Premium Processing可でPPなら2週間(15日)以内
    3. I-485 : GCのapplication、5か月ぐらい

PERMの各ステップはシリアルで、PERM後の手続きはそれぞれパラレルにできる。

各ステップにかかる時間については

で確認できる。また、MyUSCISにケースナンバーを登録しておくとステータスを確認できたり、動きがあると通知が来たりするので登録しておくとよい。

ただUSCISのものについてはかなりケースによって異なるようなので、trackittam22techTelegramのグループ辺りで状況を伺っていた。

自分のタイムライン

2021-03-19: 社内でプロセススタート
2021-04-29: 既に始まっているPERMプロセスに相乗りできる(shared recruitment)との通知
2021-05-18: Labor market test終了通知、EVLの提出依頼
2021-05-23: EVL + 必要書類を送り返す
2021-07-01: Form 9089 (PERM) を file、 PDがこの日に確定
2021-12-14: PERM approved
2021-12-23: I-485に必要な健康診断(I-693)を受ける
2021-12-30: 家族の分の健康診断を受ける
2022-01-10: I-131, I-765, I-140, I-485をfile、I-140はPP
2022-01-14: I-140がapproved
2022-01-29: Biometricsのnoticeが送られてくる
2022-02-14: Biometricsを取る
2022-03-21: I-485がNSCからNBCにtransferされる
2022-05-04: MyUSCIS上でステータスがRFE sentになる
2022-05-12: RFEを郵便で受け取る、必要書類はI-693のみ
2022-05-16: I-693を移民弁護士事務所に送る
2022-05-23: I-693を提出したとの連絡を受ける
2022-05-28: MyUSCIS上でステータスが"New Card is Being Produced"になる
2022-06-01: MyUSCIS上でステータスが"We approved your form I-485"に -> "Card was mailed to me"になる
2022-06-02: Informed delivery上にGCのパッケージが表示される
2022-06-04: GC到着

Misc

  • 本来半年以上かかるはずのPWDとLabor market testがshared recruitementのお陰で半月で終わったのが本当に良かった。
  • I-131/I-765(AP/EAD)に関してはI-140がcurrentの人に関してはI-485を優先しているようで、自分の場合はバイオメトリクスが反映された、というステータスから全く変わらなかった。多分処理されていないのだと思う。
  • biometricsは日時が指定されてその時に行かないといけない。家族のうち妻だけ別の日(他の人の翌日)にされてしまったのだが、しれっと全員同じ日に行ったら全員問題なく取ってもらえた。アメリカ。
  • 子供のI-485についてはステータスの更新が必ずしもされるわけではないよう(親のケースがbiometrics完了になった時点でまだcase was receivedだったり)なので親のケースだけMyUSCISに登録していた
  • I-693に関しては問診と採血は家族全員、大人は追加で検尿があった。3歳の採血は大変。ツベルクリンに関しては全員問題なく、問診の際にいくつか追加で予防接種を受けた。
  • I-693は最近はRFEを待たずにI-485の提出時に出すとスムーズらしい(USCISのTweet)のだが、I-485が準備できた時点でまだI-693ができていなかったので別々に提出した。数日の差だったので待ってからまとめて提出した方がよかったかもしれない。
  • I-140のPPに関しては結局I-485を待たないといけないので特に早くはならないのかもしれない。ただ遅くなるリスクを減らすことにはなるのでその分のコストとして見合うかどうかというところ。